ABOUT HAIR COLOR

2015.10.17更新

こんにちは


金山です。


アッシュ系で暗くしてほしい。


最近、こんなオーダーが増えてきました。



暗いアッシュをオーダーして、ちゃんとアッシュで暗くしてもらえたことはありますか?


確かに暗くはなったけど、、、

これって茶色じゃない?とか、

赤み感じないけど、ちょっと薄くない?とか。


意外と難しいんです。

アッシュで暗くって。


難しいというよりも、

カラー剤がしっかり揃っていないと、出来ないのです。


それプラス、染める前の状態で赤みがどれだけあるか。

トーンダウンと言えども、

透明感あるアッシュで暗くするには、

下地を削る必要があったりする場合もあります。


ここの辺りは、お客様がどこまで色のキレイさを重視していらっしゃるか、

ヒアリングをしっかりして、話し合いで決めていきます。


とにかく濃い青みで赤を抑え込んでいくか、

一度ウィービングなどのハイライトで赤みを削ってから、

濃いグレーで透明感のあるアッシュを目指すか、どちらかです。


この時に、濃い青や、濃いグレーという薬がなければ、

そもそも出来ません。


ですので、カラーにこだわりが薄いお店などでは、

アッシュ系の薬に、トーンダウンするための白髪染めを混ぜていくことが多いです。

白髪染めは濃い茶色ですので、やはり赤みがどうしても入り、濁ってしまうのです。








こちらは毛先にブリーチの履歴があるお客様です。


ハイライトも何回か入れてますので、

色が抜けた状態でもわりといい感じです。


今回は暗いアッシュグレーにしたいとのこと。










毛先はブリーチしてあるため、1日ごとに色が薄まります。

それもあって、今回は一番濃い薬を使いました。


次のもう一人のお客様は、ビフォアはほぼ同じ状態から、

上のお客様より、少しだけ薄くした薬でカラーしてあります。












暗いですが、赤みは感じず、透明感があります。

こちらの2名のお客様は、濃い青ベースのアッシュとムラサキベースのグレーを

濃さを調整して混ぜてます。


よりクリアに、より深みを持たせたい、というお客様には

アッシュを単純に2回重ねる、という方法をとることもあります。







こちらのお客様は、前回ハイライトを入れて薄いアッシュベージュにしたのですが、

今回はより赤みを抑えたアッシュで、暗く!

というオーダーでした。


とにかく赤みが強く出やすいお客様ですので、話し合った結果

ムラサキのグレーで濃くするのではなく、濃いアッシュを2回重ねることにしました。













濃いとはいえ、アッシュ系の薬だけではトーンダウンするのに限界があります。


ですが、2回重ねることで深みが増し、「アッシュだけど暗い」を実現できます。







巻くと光を含んで透明感も増して見えます。

外で見るとよくわかるのですが、室内でも少しはわかると思います。



暗めのアッシュにするのは、

お客様の状態と仕上がりのご希望に合わせて、やり方や薬が変わってきますので、

しっかりと話し合って決めていきましょう☆


赤みを入れないトーンダウンをご希望の方は、ぜひチェリッシュにお任せください。

 

投稿者: Hair Salon Cherish